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激動の初優勝!2003年ブラジルGPレビュー



2000 第2戦 ブラジルGP
4月4日〜4月6日

インテルラゴス・サーキット
(アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)


●レース距離:4.309km×71周=305.909km
●2002年リザルト:
・ポールポジション:モントーヤ(1'13.114)
・ファステストラップ:モントーヤ(1'16.079)
・1位:M.シューマッハ/2位:R.シューマッハ/3位:クルサード

●タイムテーブル(時差-12)

金曜8:30-10:30:テスト走行
金曜11:00-12:00:フリー走行1
金曜14:00-15:00:予選1

土曜9:00-9:45:フリー走行2.1
土曜10:15-11:00:フリー走行2.2
土曜13:30-13:45:ウォームアップ
土曜14:00-15:00:予選2

日曜14:00-16:00:決勝

_ プレビュー
 非欧州ラウンド3連戦の締め括りとなるブラジルGPは、毎年暑さとバンピーな路面でマシンの信頼性が問われるサバイバルレースとなる。さらに今年のGPは、ジョーダンGPチームにとって、1991年の参戦以来ちょうど200戦目を数えるメモリアルGPとなる。

 前回マレーシアの予選、フィジコはセクター2で区間7位のタイムを叩き出した。どうやらマシンのコーナリング性能とフィジコの相性は悪くなさそう。このインテルラゴスのコースでも、やはりテクニカルなインフィールドセクションの走りに注目だ!そして、ジョーダンGPチームの200戦目に花を添えてほしいところだ。(by Mr.P)

_ レビュー
エディーに200戦記念のプレゼントがしたいとレース前にもらしていたフィジコ。
堅実な走りで大荒れのレースを制し、自らの初優勝という最高のプレゼントを贈った。
次はぜひ表彰台の中央で、イタリア国歌を聴かせてほしい。(by 存田)

_ チームプレビュー&コメント
毎年、ドライバーにもマシンにも厳しい数々のファクターにより、過酷なサバイバルレースとなるブラジルGP。難しいコンディションを得意とするフィジコには、ここブラジルでも2000年に2位の実績がある。今年はジョーダンチーム参戦200戦目の記念すべきGPとなるだけに、さらに健闘を期待したいところだ。

例年話題となるバンピーな路面については、今年はかなりの部分が再舗装されたらしい。しかし、過去には再舗装が逆にバンピーな特性を悪化させた場合もあったらしく、なんともいえないようだ。

フィジコ:
「ブラジルという美しい国なのに、サーキット以外の場所には行ったことがないけど、インテルラゴスサーキットは本当に大好き。2000年の2位とか、何度かいい結果も出している。このサンパウロのコースは、スパ、モントリオール、モナコと並んで、僕のお気に入りのコースの1つなんだ。セパンでは、頑張ってトレーニングして準備していたのに、スタートできなくて残念だったよ。だからブラジルGPの目標は、完走+ポイントを取ること。マレーシアでラルフが力強い走りを見せてくれたから、あのマシンの走りを思えば、この目標を両方とも果たせるはずだよ。」

ファーマン:
「マレーシアでいろいろ経験したから、今回のレースがすごく楽しみ。グランプリの距離を走破できることが証明できたし、コース上のバトルも本当に楽しかった。ブラジルGPもまた身体にきついレースで、反時計回りだし、路面もすごくバンピーだけど、マレーシアでは大丈夫だったから、あまり心配していないよ。反時計回りでレースした経験はないと思うから、どう違うのか様子を見てみるよ。」


_ 金曜テスト
ブラジルGP初日のテストでは、セッション終了前に激しい雨が降ったらしい。
フィジコは比較的トラブルフリーで、21周を走行して5位。ファーマンはスタート練習中にエンジンがストール、早めにセッションを終えることになったが、27周を走行して9位となっている。
 P. No  Driver        Team - Engine    Tyres     Times      Ave/Gaps Laps   
 1.  7  TRULLI        Renault             M   1'14"262  208.887 Km/h  35    
 2. 15  PIZZONIA      Jaguar Cosworth     M   1'14"464    + 0'00"202  31    
 3. 14  WEBBER        Jaguar Cosworth     M   1'14"492    + 0'00"230  34    
 4.  8  ALONSO        Renault             M   1'14"680    + 0'00"418  35    
 5. 11  FISICHELLA    Jordan Ford         B   1'15"092    + 0'00"830  21    
 6. 34  McNISH        Renault             M   1'16"087    + 0'01"825  15    
 7. 19  VERSTAPPEN    Minardi Cosworth    B   1'16"322    + 0'02"060  18    
 8. 12  FIRMAN        Jordan Ford         B   1'16"553    + 0'02"291  27    
 9. 18  WILSON        Minardi Cosworth    B   1'16"615    + 0'02"353  24   

_ 金曜フリー走行
ベリーウェットでスタートしたセッション。15分過ぎからようやく各マシンがタイムを出し始めたが、中盤、地元ブラジル出身のピッツォニアがコントロールを失ってバリアにヒットするアクシデントで、赤旗が出てセッションがストップとなった。

セッション再開後、さらに雨が強くなり、ほとんどタイムアップのないまま、セッション終了となっている。

フィジコは7周を走行して9位のタイムをマーク。ファーマンはテストでのトラブルの影響があり、3周の走行で16位にとどまった。
 P. No  Driver        Team - Engine    Tyres     Times      Ave/Gaps Laps   
 1.  1  M.SCHUMACHER  Ferrari             B   1'28"060  176.157 Km/h   9    
 2.  5  COULTHARD     McLaren Mercedes    M   1'28"188    + 0'00"128  10    
 3. 17  BUTTON        BAR Honda           B   1'28"903    + 0'00"843  10    
 4.  7  TRULLI        Renault             M   1'29"607    + 0'01"547   4    
 5.  3  MONTOYA       Williams BMW        M   1'30"885    + 0'02"825  10    
 6.  2  BARRICHELLO   Ferrari             B   1'31"462    + 0'03"402   6    
 7. 20  PANIS         Toyota              M   1'31"518    + 0'03"458   5    
 8. 21  DA MATTA      Toyota              M   1'31"548    + 0'03"488   6    
 9. 11  FISICHELLA    Jordan Ford         B   1'32"603    + 0'04"543   7    
10. 10  FRENTZEN      Sauber Petronas     B   1'33"131    + 0'05"071   9    
11. 14  WEBBER        Jaguar Cosworth     M   1'33"714    + 0'05"654   3    
12.  4  R.SCHUMACHER  Williams BMW        M   1'35"013    + 0'06"953   9    
13. 19  VERSTAPPEN    Minardi Cosworth    B   1'37"226    + 0'09"166   3    
14.  9  HEIDFELD      Sauber Petronas     B   1'38"728    + 0'10"668   7    
15. 16  VILLENEUVE    BAR Honda           B   1'48"359    + 0'20"299   8    
16. 12  FIRMAN        Jordan Ford         B   1'57"783    + 0'29"723   3 

_ 予選1
午前に降り出した雨が午後もやまず、完全なウェットコンディションとなった。
各マシンが苦しむ中、フィジコは16番目にコースインして、1'26.726で11位のタイムをマーク。最終的に14位となっている。
ファーマンは18位となっている。

フィジコ:
「あまりいい感じにいかなかったな。オーバーステアがきつくて、グリップがたりなかった。原因はわからない。明日はもっとよくなるといいね。」

ファーマン:
「かなりオーバーステアだったし、予選では、雨で走ったのがまだ2周目だった。明日を楽しみにしているよ。」

ゲイリー・アンダーソン:
「非常に残念だ。いろいろあって、今日はいい仕事ができなかったが、今週末は必ずうちのポテンシャルを発揮できるように、頑張っている。」
 P. No  Driver        Team - Engine    Tyres     Times      Ave/Gaps Laps   
 1. 14  WEBBER        Jaguar Cosworth     M   1'23"111  186.647 Km/h   3    
 2.  2  BARRICHELLO   Ferrari             B   1'23"249    + 0'00"138   3    
 3.  6  RAIKKONEN     McLaren Mercedes    M   1'24"607    + 0'01"496   3    
 4.  5  COULTHARD     McLaren Mercedes    M   1'24"655    + 0'01"544   3    
 5.  1  M.SCHUMACHER  Ferrari             B   1'25"585    + 0'02"474   3    
 6. 20  PANIS         Toyota              M   1'25"614    + 0'02"503   3    
 7. 16  VILLENEUVE    BAR Honda           B   1'25"672    + 0'02"561   3    
 8. 15  PIZZONIA      Jaguar Cosworth     M   1'25"764    + 0'02"653   3    
 9.  8  ALONSO        Renault             M   1'26"203    + 0'03"092   3    
10. 10  FRENTZEN      Sauber Petronas     B   1'26"375    + 0'03"264   3    
11. 21  DA MATTA      Toyota              M   1'26"554    + 0'03"443   3    
12.  7  TRULLI        Renault             M   1'26"557    + 0'03"446   3    
13.  4  R.SCHUMACHER  Williams BMW        M   1'26"709    + 0'03"598   3    
14. 11  FISICHELLA    Jordan Ford         B   1'26"726    + 0'03"615   3    
15. 19  VERSTAPPEN    Minardi Cosworth    B   1'26"886    + 0'03"775   3    
16.  9  HEIDFELD      Sauber Petronas     B   1'27"111    + 0'04"000   3    
17.  3  MONTOYA       Williams BMW        M   1'27"961    + 0'04"850   3    
18. 12  FIRMAN        Jordan Ford         B   1'28"083    + 0'04"972   3    
19. 18  WILSON        Minardi Cosworth    B   1'28"317    + 0'05"206   3    
20. 17  BUTTON        BAR Honda           B      2 lap(s)                 2 

_ 土曜フリー走行1
フィジコは16周を走行して11位、ファーマンは12周を走行して19位となっている。
 P. No  Driver        Team - Engine    Tyres     Times      Ave/Gaps Laps   
 1.  2  BARRICHELLO   Ferrari             B   1'14"071  209.426 Km/h  18    
 2.  4  R.SCHUMACHER  Williams BMW        M   1'14"192    + 0'00"121  21    
 3.  3  MONTOYA       Williams BMW        M   1'14"388    + 0'00"317  20    
 4.  1  M.SCHUMACHER  Ferrari             B   1'14"419    + 0'00"348  13    
 5.  8  ALONSO        Renault             M   1'14"545    + 0'00"474  21    
 6.  6  RAIKKONEN     McLaren Mercedes    M   1'14"557    + 0'00"486  15    
 7. 15  PIZZONIA      Jaguar Cosworth     M   1'14"613    + 0'00"542  24    
 8. 14  WEBBER        Jaguar Cosworth     M   1'14"646    + 0'00"575  23    
 9.  5  COULTHARD     McLaren Mercedes    M   1'14"702    + 0'00"631  17    
10.  9  HEIDFELD      Sauber Petronas     B   1'14"744    + 0'00"673  17    
11. 11  FISICHELLA    Jordan Ford         B   1'14"788    + 0'00"717  16    
12. 20  PANIS         Toyota              M   1'14"815    + 0'00"744  19    
13.  7  TRULLI        Renault             M   1'14"841    + 0'00"770  14    
14. 16  VILLENEUVE    BAR Honda           B   1'14"867    + 0'00"796  28    
15. 21  DA MATTA      Toyota              M   1'14"912    + 0'00"841  21    
16. 10  FRENTZEN      Sauber Petronas     B   1'14"991    + 0'00"920  16    
17. 17  BUTTON        BAR Honda           B   1'15"291    + 0'01"220  24    
18. 19  VERSTAPPEN    Minardi Cosworth    B   1'15"951    + 0'01"880  15    
19. 12  FIRMAN        Jordan Ford         B   1'16"281    + 0'02"210  12    
20. 18  WILSON        Minardi Cosworth    B   1'16"676    + 0'02"605  13   

_ 土曜フリー走行2
フィジコはトラブルフリーのセッションで、33周を走行して11位ながら、ブリヂストン勢ではフェラーリに次ぐ3位のタイムをマーク。マシンのフィーリングがよく、予選でのバランスもよさそうだとレポートしていたらしい。

ファーマンは、バランスにやや問題があり、ハイドロリック系の問題もあったようだが、31周を走行して18位となっている。
 P. No  Driver        Team - Engine    Tyres     Times      Ave/Gaps Laps   
 1. 20  PANIS         Toyota              M   1'13"457  211.177 Km/h  36    
 2.  1  M.SCHUMACHER  Ferrari             B   1'13"546    + 0'00"089  32    
 3.  7  TRULLI        Renault             M   1'13"621    + 0'00"164  30    
 4.  5  COULTHARD     McLaren Mercedes    M   1'13"893    + 0'00"436  33    
 5.  3  MONTOYA       Williams BMW        M   1'13"929    + 0'00"472  34    
 6.  6  RAIKKONEN     McLaren Mercedes    M   1'13"946    + 0'00"489  31    
 7.  2  BARRICHELLO   Ferrari             B   1'13"993    + 0'00"536  34    
 8. 14  WEBBER        Jaguar Cosworth     M   1'14"102    + 0'00"645  42    
 9.  4  R.SCHUMACHER  Williams BMW        M   1'14"192    + 0'00"735  35    
10.  8  ALONSO        Renault             M   1'14"209    + 0'00"752  41    
11. 11  FISICHELLA    Jordan Ford         B   1'14"224    + 0'00"767  33    
12. 17  BUTTON        BAR Honda           B   1'14"464    + 0'01"007  44    
13. 15  PIZZONIA      Jaguar Cosworth     M   1'14"511    + 0'01"054  42    
14. 16  VILLENEUVE    BAR Honda           B   1'14"523    + 0'01"066  43    
15.  9  HEIDFELD      Sauber Petronas     B   1'14"744    + 0'01"287  35    
16. 21  DA MATTA      Toyota              M   1'14"819    + 0'01"362  37    
17. 10  FRENTZEN      Sauber Petronas     B   1'14"921    + 0'01"464  36    
18. 12  FIRMAN        Jordan Ford         B   1'15"475    + 0'02"018  31    
19. 19  VERSTAPPEN    Minardi Cosworth    B   1'15"610    + 0'02"153  33    
20. 18  WILSON        Minardi Cosworth    B   1'16"067    + 0'02"610  25 

_ 予選2
午前のフリー走行で順調だったフィジコは、予選でも完璧な1ラップを走行、見事に暫定トップタイムをたたきだした。最終的には、8位の今シーズン初のシングルグリッド。ブリヂストン勢では、フェラーリの2台に続いて3番目のグリッドとなっている。比較的得意なこのコースで、今シーズン初ポイントに期待大だ。

ファーマンは今週末の自己ベストタイムを出し、16位となっている。

フィジコ:
「今日はベリーグッドラップだった、ほとんどパーフェクト。マシンはまあまあよかったけど、4列目につけるとは思っていなかったから、嬉しいよ。チームが頑張ってくれたんだ、メカニックも、みんなも。明日はいいレースができるといいね。もしかしたらポイントも取れると思うよ。」

ファーマン:
「フリー走行と予選の間にマシンをいじったら、かなりよくなったから、すごく嬉しいよ。ちょっとミスもしたけど、どっちにしても同じポジションだったろうね。レース用にはいいマシンになっているから、楽しみだよ。」

ゲイリー・アンダーソン:
「最終的にうまくいって、まあまあ満足している。正直なところ、明日どうなるか見てみないといけないが、うまくいけば作戦が当たって、ちょっとだけ運もあれば、ポイントが取れるはずだ。ジャンカルロのラップはよかったし、ラルフも1回ミスはあったが、今週末の自己ベストだった。全体的には満足しているよ。」
 P. No  Driver        Team - Engine    Tyres     Times      Ave/Gaps Laps   
 1.  2  BARRICHELLO   Ferrari             B   1'13"807  210.175 Km/h   3    
 2.  5  COULTHARD     McLaren Mercedes    M   1'13"818    + 0'00"011   3    
 3. 14  WEBBER        Jaguar Cosworth     M   1'13"851    + 0'00"044   3    
 4.  6  RAIKKONEN     McLaren Mercedes    M   1'13"866    + 0'00"059   3    
 5.  7  TRULLI        Renault             M   1'13"953    + 0'00"146   3    
 6.  4  R.SCHUMACHER  Williams BMW        M   1'14"124    + 0'00"317   3    
 7.  1  M.SCHUMACHER  Ferrari             B   1'14"130    + 0'00"323   3    
 8. 11  FISICHELLA    Jordan Ford         B   1'14"191    + 0'00"384   3    
 9.  3  MONTOYA       Williams BMW        M   1'14"223    + 0'00"416   3    
10.  8  ALONSO        Renault             M   1'14"384    + 0'00"577   3    
11. 17  BUTTON        BAR Honda           B   1'14"504    + 0'00"697   3    
12.  9  HEIDFELD      Sauber Petronas     B   1'14"631    + 0'00"824   3    
13. 16  VILLENEUVE    BAR Honda           B   1'14"668    + 0'00"861   3    
14. 20  PANIS         Toyota              M   1'14"839    + 0'01"032   3    
15. 10  FRENTZEN      Sauber Petronas     B   1'14"839    + 0'01"032   3    
16. 12  FIRMAN        Jordan Ford         B   1'15"240    + 0'01"433   3    
17. 15  PIZZONIA      Jaguar Cosworth     M   1'15"317    + 0'01"510   3    
18. 21  DA MATTA      Toyota              M   1'15"641    + 0'01"834   3    
19. 19  VERSTAPPEN    Minardi Cosworth    B   1'16"542    + 0'02"735   3    
20. 18  WILSON        Minardi Cosworth    B   1'16"586    + 0'02"779   3 

_ 決勝
雨のためセイフティカー先導でスタートしたレースは、半数のマシンがコースアウト、クラッシュ多発でセイフティカーが度々入る大波乱の展開となった。
フィジコは得意のウェットで安定した走りを続け、何度となく目前のアクシデントを回避しながら、順位を上げていった。そして、レース途中からなんと1ストップ作戦を敢行。表彰台圏内に入り、ついに前を行くライコネンを捕らえて一気にオーバーテイク、堂々のトップに立った。

その後まもなく、アロンソの大アクシデントでレースは赤旗中断。そのまま終了となり、思いがけず、見た目上はフィジコがついに念願の初優勝となった。直後、ピットレーンに戻ったフィジコのマシンから炎が上がった。フィジコ自身も、まさにギリギリの走りで最高の結果を出すことができたのだった。

ジョーダンチーム200戦目の記念のGPでフィジコの初優勝という、ものすごい祝福の嵐の中、正式な結果は2周前にさかのぼってライコネンが優勝、フィジコは2位という決定に。チームスタッフがこの結果を確認する間、フィジコ自身も思わず両手を合わせるしぐさを見せていたが、結果は2位で確定。思いがけなく飛び込んできた初優勝の知らせを、あまりにも唐突に失ってしまったフィジコだが、2001年ベルギーGP以来の表彰台では、しっかりとフィジコスマイルも見せてくれた。だが、トロフィーをかかげる表情はさすがに、これまで数々の表彰台の中でも、一番硬い表情だったかもしれない。

初優勝とはならなかったが、チームにとって記念すべきGPでの2位・8ポイントという結果に、チームも大変喜んでいるという。確かに、その時は着実に近づきつつある。つかみかけた初優勝を今度こそ決して手離さないように、今日の確かな手ごたえを胸に、次の地元サンマリノGPから、また前に向かって頑張ってほしいところだ。

フィジコ:
「フェルナンド(アロンソ)が無事でよかったよ。今日はファンタスティックな一日だった。もちろん残念だよ、あと1周走るチャンスがあれば、優勝できていたはずなのに。でも2位で本当によかったよ、僕にとっても、チームにとってもね。僕自身は優勝したと思っているし、今でも僕が勝利者だと思っているけど、ルールはルールだからね。今日は2位になれるなんて思ってもいなかったから、嬉しいよ。チームのみんなに感謝したい。僕らにとって大切な結果だし、これから先のためにもポジティブな結果だよ。」

一方、ファーマンは、ストレートから1コーナー進入でのブレーキング中に突然フロントサスペンションが破損。タイヤが外れるというアクシデントで、リタイヤとなったが、幸い本人に怪我はなかった。

ファーマン:
「またサスペンションが破損してしまった。残念だし、もちろんものすごくガッカリだよ。フィジは本当によくやったね。2位フィニッシュで、チームにポイントもゲットしてくれた。」

エディ・ジョーダン:
「優勝まであと50秒だった。レースが中断していなければ、あの作戦で勝てていたはずだった。信じられないくらい素晴らしいことになるはずだった。でも、うちがここで表彰台に上るだろうと誰かに前もって言われていたら、頭がおかしいんじゃないか、って答えていたと思うよ−でもそれが現実になったんだ。後でゲイリー(アンダーソン)に言ったんだ、何回トップで通過したか逆算してみようとね。あと1回通過していれば、勝っていたんだ。ジャンカルロにとっては胸が張り裂けるような思いに違いない。彼の気持ちは他の誰よりもわかっているつもりだよ。みんなが勝利を目撃したんだ。ジャンカルロはグランプリの歴史の中で、これまでもっとも才能のある未勝利ドライバーに違いない。
ジャンカルロがここで表彰台に上ったことは本当に嬉しいし、これが将来のためになるはずだよ。」

ゲイリー・アンダーソン:
「2位は素晴らしい結果だが、あと1周できていればよかったのに、残念だ。フィジケラはよく走ってくれたし、マシンもよかったし、タイヤもよくもっていたから、とても嬉しい。ラルフにはフロントサスペンション破損の問題が出たが、マレーシアのときの問題と同じだとは思わない。この問題が出た後、ジャンカルロの方にどう対処したらいいか、慎重に検討したんだ。リスクはおかしたくないからね。うまくいってよかったよ。」

Martin Leach、President of Ford Europe:
「ブラジルで表彰台フィニッシュが見られるとは思っていなかったが、今日はジョーダンフォードチームが非常にいいパフォーマンスを発揮し、最適な作戦を正確に実行してくれた。ジャンカルロは難しい状況の中で、コントロールのきいた、完成されたレースをして、2位フィニッシュを果たした。このような素晴らしい結果が出ただけに、これからのヨーロッパラウンドのスタートが楽しみだよ。」

ブリヂストン テクニカルマネージャ Hisao Suganuma:
「我々は、今日の真の勝者はジャンカルロ・フィジケラだと思っている。彼は非常に難しいコンディションで素晴らしい走りを見せてくれた。レース序盤は、コース上の水量が多いために、タイヤのパフォーマンスはベストではなかったが、このタフなコンディションでいいパフォーマンスを発揮できた。水位がわずかに落ちるとすぐに、ブリヂストン勢は本当にプッシュできるようになったが、同時にライバル勢は苦労し始めていた。・・・うちのウェットタイヤがドライバー側のコンディションと結びつく能力の面で、ブリヂストン勢にはライバル勢に勝る利点があり、全体的にパフォーマンスがよくなると思う。」
 P. No  Driver        Team - Engine    Tyres    Gaps/Laps      Average  Stops  
 1.  6  RAIKKONEN     McLaren Mercedes    M   1h29'53"179  204.197 Km/h   1    
 2. 11  FISICHELLA    Jordan Ford         B   +  0'00"831  204.166 Km/h   1    
 3.  8  ALONSO        Renault             M   +  0'06"695  203.944 Km/h   3    
 4.  5  COULTHARD     McLaren Mercedes    M   +  0'07"391  203.918 Km/h   2    
 5. 10  FRENTZEN      Sauber Petronas     B   +  0'09"392  203.842 Km/h   0    
 6. 16  VILLENEUVE    BAR Honda           B   +  0'17"910  203.521 Km/h   1    
 7. 14  WEBBER        Jaguar Cosworth     M   +  0'20"070  203.440 Km/h   2    
 8.  7  TRULLI        Renault             M   +  0'23"569  203.309 Km/h   2    
 9.  4  R.SCHUMACHER  Williams BMW        M   +  0'33"556  202.935 Km/h   2    
10. 21  DA MATTA      Toyota              M      1 lap(s)                 4    
11.  2  BARRICHELLO   Ferrari             B      8 lap(s)                 1    
12. 17  BUTTON        BAR Honda           B     22 lap(s)                 1    
13. 19  VERSTAPPEN    Minardi Cosworth    B     24 lap(s)                 0    
14.  1  M.SCHUMACHER  Ferrari             B     28 lap(s)                 1    
15.  3  MONTOYA       Williams BMW        M     30 lap(s)                 1    
16. 15  PIZZONIA      Jaguar Cosworth     M     30 lap(s)                 0    
17. 20  PANIS         Toyota              M     37 lap(s)                 0    
18. 12  FIRMAN        Jordan Ford         B     37 lap(s)                 1    
19. 18  WILSON        Minardi Cosworth    B     39 lap(s)                 1    
20.  9  HEIDFELD      Sauber Petronas     B     46 lap(s)                 0 

_ 決勝後プレスカンファレンス
[TVバージョン]
Q:ジャンカルロ、あなたの大好きなコースで、しかもジョーダンの200戦目に、もう少しで信じられないような素晴らしい結末になるところでしたね...。

GF:イエス、とにかくものすごい一日だったよ。まず最初に言わなくちゃいけないんだけど、僕がすごく残念に思うのには2つの理由がある。まず、フェルナンド(アロンソ)のこと。彼が無事であることを願っているよ。それから、僕がこのレースで勝ったのに、ルールでは、赤旗が出た場合は1周前(実際には2周前)の結果が有効になるってこと。これは本当にものすごく残念だけど、2位でフィニッシュできるとはまったく思っていなかったから、とにかくものすごい一日だった。

Q:エディ・ジョーダンやチームのみんなから「ジャンカルロ、君が勝ったんだ」と言われた瞬間はどうでしたか?

GF:そう、イエス、レース直後はみんな本当に勝ったと信じていたんだ、本当に素晴らしい瞬間だったけど、2位になってしまって残念だよ。でもとにかく、さっきも言ったように、ファンタスティックな結果だ。チームのみんなに感謝したい。ファンタスティックな作戦だったし、僕らにとってとても大切な結果だ。これからもこの調子で頑張っていくことが、とても大切なんだ。

Q:2コーナーの次のセクションで、大勢のドライバーがコースオフしていましたね。水のたまり具合や、どんな問題があったのか教えてください。

GF:いやーほんとに大変だったよ、あの状態でドライブするなんて、特にインターミディエットタイヤだったからね。3コーナーでは川みたいに水が流れているところもあった。ものすごく(very very)怖かったよ。何台もあそこでスピンオフしていたでしょう。でも僕はすごく安全にドライブしたんだ。僕自身、ファンタスティックなレースができたと思っているから、ハッピーだよ。

[プレスカンファレンス]−"I could have won the race, but for the rules"

Q:ジャンカルロにオーバーテイクされたときのことを教えてください。

ライコネン:実際にはタイヤに問題が出ていたのが再発して、かなりすべりやすくなっていて、 コーナーの途中でリアグリップを失ってふくらんでしまったところで、ジャンカルロにパスされたんだ。OK、僕らが勝ったのはちょっとラッキーだったけど、なんであろうと1位ってことが重要なんだから、文句は言わないよ。

Q:ジャンカルロ、あの最後の20分間には、もういろいろな感情があったのでしょうね?

GF:イエス、コンディションがよくなくて、僕らは特にインターミディエットタイヤだったから大変だったけど、なんとかマシンをコースアウトさせずにすんだ。マシンはすごくナーバスだったし、アクアプレーニングもすごかったけど、とにかくいい仕事ができたと思うし、そのことはとても嬉しいよ。ファンタスティックだった。チームのみんなに感謝したい。ちょっと残念なのは、あのルールさえなければ僕が勝っていたはずだったことだね。

Q:セイフティカーの最後のラップで、というか事実上最後のラップでピットに入りましたね。どういう考えがあったのですか?

GF:うん、チームといろいろ相談して、あそこで給油して最後まで頑張ってみることに決めたんだ。あれで正解だったから、すごく嬉しいよ。

Q:そして、うまく最後まで1ストップだけで走りきることができたはずでしたね…。

GF:正直言ってギリギリだったんだ。最初にかなり燃料を積んでいたし、終盤にはインターミディエットタイヤの調子もよかったから、それで…。

Q:表彰台の真ん中に乗っていたかもしれないと思いますか?

GF:今はもうこれでファンタスティックだよ。金曜も土曜もマシンのセットアップがうまくいっていたし、悪くなかった。今日は表彰台に上れるとは思っていなかったくらいだから、これでファンタスティックだよ。

[フロアからの質問]−"I ask many times ‘who won the race’ so it was magic moment"

Q:ジャンカルロ、レースが赤旗中断になったとき、勝ったと思いましたか?

GF:そりゃもう。何度も「勝ったのは誰だ(who won the race’)」って言い続けていたんだから。魔法にかかったみたいな瞬間だったよ。

Q:勝っていないことがわかったのはいつですか?

GF:2分くらい後だと思うよ。

Q:ジャンカルロ、私の考えでは、きっとあなたは本当にハッピーだと思いますよ。マシンから火が出たとき、何が起こったのか気付きましたか?

GF:セイフティカーが遅すぎたんだよ。

Q:レース後に火が出ましたよね…。

GF:だから、セイフティカーの後ろについていて、すごく遅かったのがエンジンによくなかったんだよ。

Q:レース終盤にコースの真ん中にタイヤが転がっていましたが、どうやって避けることができたのですか?

GF:チームがタイヤのことを伝えてくれて、スローダウンするように言われたんだ。コース一面でひどいクラッシュがあったってね。

Q:金曜午後のディスカッションの後、雨がひどくて、レースでも多数のマシンがクラッシュしましたが、このような状況でレースをするべきだったのでしょうか?
ジャンカルロ、スタートするべきだったと思いますか?

GF:もちろんそう思うよ。結局は多分ルールをチェックすればいいんだろうけど、ウェットコンディションで1種類だけのタイヤでレースはできないよ。ウェットタイヤとインターミディエットタイヤが必要なんだ。

Q:ジャンカルロ、ハッピーですか?ガッカリですか?

GF:もうガッカリはしていないよ。今日は表彰台に上れるとも思っていなかったし、ポイントがとれるだろうくらいに思っていたのに、ものすごい結果(great, great result)だよ。ファンタスティックだね。

Q:ジャンカルロ、あとどのくらいでラルフのアクシデントに巻き込まれそうになったのですか?

GF:かなりギリギリだった。ミラーでパッとチェックしながら、コーナーにターンインしたんだ。ほら、去年のモナコの佐藤琢磨のときみたいに、とても危険な状況になっていたかもしれない。

Q:ジャンカルロ、昨シーズンの最後の3戦と、今シーズンの最初の3戦+ルール変更を比べたら、何か違うと思うことはありますか?

GF:ルールは、観客向けには前よりおもしろくなっていると思う。予選セッションで、いろんなマシンやチームがトップになるのが見られる可能性があるからね。


_ 初優勝の可能性、急浮上
FIAは9日、ブラジルGPのタイムキーパーによる情報とは異なり、レースが中断する前にフィジコが56周目に入っていたことを示す証拠を受け取ったことを明らかにした。
これが事実であることが立証されれば、レースの順位は、当日の発表のように53周目の終了時ではなく、54周目の終了時のものとなるという。

このため、FIAに11日(現地時間午前11時)、ブラジルGPのスチュワードが再召集され、結果を再検討することになった。

フィジコはこの状況について、次のように語ったらしい。
「チームはとても重要なデータを送ってくれたけど、金曜までは幻想を抱きたくない。また同じように傷つきたくないんだ。優勝が決まったとしたら、もうとんでもなくハッピーだけど、それでもまだ、表彰台のトップに上って祝うのが当然だったのに、そうできなかったことには腹が立つだろうね。」

また、ジョーダンチームが出したというこの証拠について、エディ・ジョーダンは次のように語った。
「フィジと話したんだが、彼も私も、最初からあのレースに勝ったと思っていた。だから、彼と一緒に表彰台に行こうとしたんだ。うちが出した証拠がFIAのものとぴったり一致しているということで、FIAと同意している。赤旗が出る前にフィジケラが56周目に入っていたことは、疑いようがない。金曜のミーティングの結果を心待ちにしているよ。」


_ 念願の初優勝、確定!
ブラジルGPでトップに立ちながら規定により2位の判定を受けていたフィジコだが、FIAで11日行われた再検討の結果、フィジコの優勝が確定となった。

現時時間11時(日本時間18時)から始まったFIAのミーティングの結果が公に知らされたのは、日本時間19時20分。初めにそのニュースを伝えたのはBBCのサイトだった。次いで、ジョーダンチームHPの一面があざやかで美しい、フィジコのシャンパンファイト、トロフィーをかかげる初優勝画像に切り替わった。
"Fisichella win in Brazil!
Giancarlo Fisichella was today announced the winner of the 2003 Brazilian Grand Prix"

フィジコ自身、実に110戦目、ジョーダンチーム200戦目、そしてF1そのものの700戦目という記念すべきGPでの初優勝。また、フィジコにとっては、1997年カナダGP以来10回目の表彰台が、2段目ながら初優勝の表彰台となった。
さらに、イタリア人ドライバーの優勝は、1992年日本GPでのウィリアムズのパトレーゼ以来、実に11年ぶり、169戦目の優勝となった。

イタリア国歌が聞けなかったことは本当に残念だが、フィジコ自身の気持ちは早くも次の地元サンマリノGPに、そしてこの先のさらなる優勝にむかっているようだ。

フィジコ:
「僕がブラジルグランプリで優勝したことを、FIAもみんなも認めてくれて、ベリーハッピーだよ。僕自身はこうなると思っていたし、チームもすぐにそう信じていた。その後、この数日で証拠が調べられると、これが事実だとわかって、オフィシャルになればいいと期待していたんだ。あのレース後の混乱はとても受け入れがたいものだったし、今でもまだ、あの瞬間を表彰台のトップで迎えられなかったことが残念でならないけど、これで、僕が初優勝したことがクリアになって嬉しいよ! チームにも、ずっと僕をサポートしてくれているファンのみんなにも感謝したい。これから先、もっとたくさんの表彰台に上って、もっとたくさん勝つことを楽しみにしているよ。」

「今はもう次のグランプリが待ちきれないよ。イタリアで、地元のファンの前でレースをするなんてファンタスティックだろうね。イモラの雰囲気はいつだってすごいし、しかも、イタリアンドライバーがグランプリで優勝したのはもう何年かぶり(実際には11年ぶり)だから、今回はもっともっとすごくなるだろうね。母国グランプリでレースウィナーとしてスタートできることを誇りに思うよ!」

エディ・ジョーダン:
「ジャンカルロ、チーム、フォード、そしてすべてのスポンサーのためにも本当に嬉しく思う。日曜のレースはまったくスリリングだった。FIAがレース結果をこんなに詳細に検討し、優勝がジャンカルロのものだと認めてくれたことを、とても感謝している。危険なレースだったが、彼は素晴らしい才能と成熟した走りを見せてくれた、他の全ドライバーと同じようにね。」

「もちろん、レース結果が直後に正確にレポートされなかったのは残念だ。ジャンカルロが初優勝を普通に表彰台のトップで祝うことができていれば、もっとよかっただろう。だが、その機会はまたすぐに来ると期待しているよ。ジャンカルロに、そしてジョーダンとフォードのあらゆる人々に対して、その努力に感謝すると共に、この成功を祝福したい。チームの4度目のグランプリ優勝を記録したなんて、ものすごいニュースだ。うちがまだトップチームにチャレンジできることが証明されたんだ。今日のF1環境における独立系チームにとって、とても満足のいくことだよ。」

_ 決勝結果 確定版
フィジコの優勝確定により、フィジコはドライバーズチャンピオンシップで10ポイントの4位、ジョーダンはコンストラクターズチャンピオンシップで10ポイントの5位となった。
1. Giancarlo Fisichella - Jordan
2. Kimi Raikkonen - McLaren
3. Fernando Alonso ・Renault
4. David Coulthard - McLaren
5. Heinz-Harald Frentzen - Sauber
6. Jacques Villeneuve - BAR
7. Ralf Schumacher - Williams
8. Jarno Trulli ・Renault
9. Mark Webber - Jaguar
10. Cristiano Da Matta - Toyota

World championship standings

Drivers:
1. Kimi Raikkonen - 24pts
2. David Coulthard ・15
3. Fernando Alonso ・14
4. Giancarlo Fisichella ・10
5. Jarno Trulli ・9
6. Juan Pablo Montoya ・8
7. Rubens Barrichello ・8
8. Michael Schumacher ・8
9. Ralf Schumacher ・8
10. Heinz-Harald Frentzen ・7
11. Jacques Villeneuve ・3
12. Jenson Button ・2
13. Nick Heidfeld - 1

Constructors:
1. McLaren - 39pts
2. Renault ・23
3. Ferrari ・16
4. Williams ・6
5. Jordan ・10
6. Sauber - 8
7. BAR ・5 

_ サンマリノGPで優勝セレモニー
サンマリノGPの金曜テストとフリー走行の合間に、スタート−フィニッシュラインの辺りで、ブラジルGP優勝セレモニーが行われた。2週間前とはうってかわって晴れ渡ったイモラの青空の下、地元の熱狂的な観客や大勢のカメラマンの前で、フィジコはさすがに満面の笑みで、ライコネンから優勝トロフィーを受け取った。

このセレモニーには、エディ・ジョーダンとロン・デニスも参加。ジョーダン・フォードとマクラーレンのマシンが並べられ、両ドライバーが並び、フィジコのためにイタリア国歌が、続いてジョーダンチームのためにアイルランド国歌が演奏された。
フィジコはものすごく感激した様子で、レーシングスーツのポケットからイタリア国旗を取り出して掲げるシーンもあったらしい。

ドライバー同士のトロフィー授与に続き、ロン・デニスがエディ・ジョーダンに優勝コンストラクターのトロフィーを手渡した。

フィジコ:
「このセレモニーは僕にとっても、チームにとっても、みんなにとってもファンタスティックだった。チームのみんなと一緒にちゃんとお祝いする機会があって、特にここイタリアでそれが実現するなんて、すごく嬉しいよ。ちょっと変わった経験だったけど、本当にすごい経験だし、ベリーハッピーだよ。」

エディ・ジョーダン:
「ジャンカルロがやっとこの瞬間を迎えられて、本当によかった。ロンとキミがプレゼンテーションをしてくれたことはとてもスポーツマンらしいことだし、こうなった結果と、あらゆる人々の行動がF1のためにもよかったと思う。ある意味、ブラジルでの混乱のおかげで、今日のセレモニーが特別にスペシャルなものになった。本当にユニークなイベントで、簡単には忘れられないだろうね。」


ファンクラブ事務局 Last revised April 11 2003
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